ロボットプログラミングとは

パソコンで作ったプログラムをロボットに転送し、プログラミング通りにロボットを動かすことを指します。近年は、様々な玩具メーカーからもロボットプログラミング教材が出ており、高い注目を集めるようになりました。

なお、プログラミング教育には、ロボットプログラミング以外にソフトウェアプログラミングも存在します。こちらは、パソコン上でのゲームやアニメーション制作を通してプログラミングを学ぶ教育方法です。

メリット

近年人気を集めるロボットプログラミングには、様々なメリットがあります。主なメリットについて以下で解説しますので、ぜひ参考にしてください。

・楽しんで学べる

自分でロボットを組み立てて自由に動かすことは、子供の好奇心を大きく刺激します。机に向かって先生の話を聞くだけの授業は退屈に感じることもありますが、ロボットプログラミングであれば自分の創意工夫を活かしながら楽しんで学べます。ロボットプログラミングは、学習意欲を掻き立てられるのが魅力です。

・手を動かして考える力を養える

ロボットプログラミングでは、パソコン上でプログラムを作るだけでなく、パーツを組み立ててロボットを作る必要もあります。どのパーツを組み合わせればロボットを作れるのか、実際に手を動かしながら考える力を養えるのも大きなメリットです。手を動かしながらの学びは、ペーパー式のテストよりも脳の学習度向上を期待できるといわれています。

・論理的な考え方を習得できる

ロボットプログラミングでは、プログラムの作り方やパーツの組み立て方によってロボットが正常に動かないことも少なくありません。思わぬトラブルに直面することで、「どうしてロボットが動かないのだろう」と原因を考えます。その結果、「このプログラムを修正すれば動くようになる」と、解決策を導き出す論理的な考え方を習得できます。

デメリット

ロボットプログラミングには、メリットだけでなくデメリットもあります。注意しておきたいことを確認し、プログラミング教育を検討する際に役立ててください。

・高額な費用になることが多い

ロボットプログラミング教材は、一般的な教材と比べて高額になることが多くあります。さらにプログラミング教室に通うと教材費だけでなく月謝などもかかるため、あらかじめ費用を確認すると安心です。

・適切なカリキュラムや教室を選ぶ必要がある

子供が興味を持ってプログラミングを学ぶためには、適切なカリキュラムや教室を選ぶ必要があります。現在、小学校ではプログラミング教育における教師の研修や指導方法が課題とされており、民間の教室も指導方法は様々です。民間教室でプログラミングを学ぶ場合は、体験教室を利用して子供が楽しんで学べる場を見つけてください。